小米(Xiaomi)中国大陸版のスマホを日本語化する方法

Android
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中国で生活していてスマホを買い替える場合に気になるのが「中国で買ったスマホで日本語は使えるのか?」ではないでしょうか?

中国生活が長くて中国語でも問題ないという方であれば何も悩むことはないですが、日本語で表示されないと使いづらい人にとってはとても買い替えの際に言語はとても重要なポイントになります。

今回は小米(Xiaomi)のスマホ(もちろんOSはAndroid)を日本語化する手順をご紹介します。

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購入したスマホに日本語設定がない

スマホの買い替えタイミングは人それぞれですが、中国で小米(Xiaomi)のスマホを購入して、いざ言語設定で日本語を設定仕様とした時に日本語が選択肢にないことがあります。

同じ機種でも国際版を購入すると日本語の設定があるのかもしれませんが、私が購入した小米(Xiaomi)のスマホは残念ながら日本語の設定がありませんでした。

中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、英語は基本的に選択できるので、中国語や英語でもOKな方は今回の設定は不要です。

adbコマンドを利用できる環境をPCに構築

まずはPCでadbコマンドを実行することが出来るようにする必要があります。

このadbコマンドですが、Androidアプリを開発する開発者向けのツールで本来は開発ツールキット「Android SDK」をインストールして・・・という作業が必要なんですが、今回はadbコマンドだけ使いたい人向けの便利なツール「Minimal ADB and Fastboot」を使用します。

Minimal ADB and Fastboot 1.4.3

minimal_adb_fastboot_v1.4.3_setup.exe | by shimp208 for Utilities
Download GApps, Roms, Kernels, Themes, Firmware, and more. Free file hosting for all Android developers.

こちらをダウンロードしてインストールしておきましょう。

インストールは基本的には「次へ」をクリックしてどんどん進んでください。

スマホの開発者オプションを設定

PCからスマホに対してadbコマンドを実行するにはスマホ側の開発者向けオプションを設定する必要があります。

開発者向けオプションメニューの表示

基本的にはSettingsメニューの中に「MIUI version」の記載があるところを探してください。
私の場合は

Settings → My Device → All specsの中にMIUI versionがありました。

ここを7回タップすると開発者向けオプションメニューを表示できるようになります。

開発者向けオプションは機種によって異なると思いますが、私の場合は次の通りです。

Settings → Additional settings → Developer options

USB debuggingを有効

開発者向けオプションのDEBUCGGINGにある「USB debugging」を有効にしてください。
※Warningが表示されますが「Accept」をタップしてください

USB debugging(Security settings)を有効

開発者向けオプションのDEBUCGGINGにある「USB debugging(Security settings)」を有効にしてください。
※Warningが表示されますが「Accept」をタップしてください

adbコマンドを実行

スマホをUSBケーブルでPCと接続します。

デスクトップにある「Minimal ADB and Fastboot」を起動します。

PCからスマホにadbコマンドが実行できるか「adb devices」と入力してEnterキーを押します。
「List of devices attached」でdeviceが表示されればOKです。

「adb shell」と入力してEnterキーを押します。

「pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION」と入力してEnterキーを押します。

こちらの表示になればOKです。
スマホはPCから外してもOKです。

スマホアプリMoreLocale2で日本語化

スマホにMoreLocale2をインストールします。

Google Playが使える人はそちらで検索してインストールしてください。

中国に居住している人はGoogle Play使えないケースがほとんどだと思うのでブラウザで「morelocale2 apk」で検索して、ダウンロード&インストールしてください。

MoreLocale 2 (Android)
スマホの言語を変える

インストールが終わったらMorelocale2を起動して、言語の一覧から「Japanese」をタップします。

無事に外国語表記だったものが日本語になったと思います。

最後に

日本語化してスマホを使ってもらうとわかるのですが、すべてのメニュー表記が日本語化されたかというとそうではないことに気付くと思います。

特にシステム設定系周りは全て英語表記のままです。

ただアプリケーションのメニュー周りは割と日本語化されているので設定に悩むことはなくなると思います。
これはFirefoxのメニューです。しっかり日本語化されてます。

設定に時間はさほどかからずサクッと日本語化できるので、購入したスマホが英語や中国語しかなくて使いずらい人は挑戦してみてください。

adbコマンドだけ使いたい人向けの便利なツール「Minimal ADB and Fastboot」がかなりハードルを下げてくれているなと思います。

中国大陸版のスマホの場合、Google Playがインストールされていないことがあります。
Google Playのインストール方法についてはこちら

小米(Xiaomi)中国大陸版のスマホにGoogle Playをインストールチェック!!

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